2015年02月25日

ミルフォード個人ウォーク 3日目

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テンションの上がった山ガールたち




【3日目 ミンタロ・ハット > ダンプリング・ハット、14km】
どうしても早起く目が覚めてしまう。
もう少し身体を休めようと思うが、はやる気持ちが夜明け前からキッチンへ向かわせる。
でも数名はぞろぞろと散歩している。
早起きのメンバーはドイツ人、オランダ人、オーストラリアのお父さん、そして私。
全員男性。
顔を合わせると『なんとなく起きちゃった』みたいな感じだ。


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ワーデンの絵天気予報ではずーっと晴れそうな感じだ。
とりあえずきれいな景色を堪能できそうだ。

この日はミルフォードトラックのクライマックスともいえるマッキンノン・パス越え。
出発から2時間ほどは登りつづけるのだ。




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落石注意の看板が多くなってくる。
そして道はジグザグ登りがずっと続いている。
この道を開拓した人はすごいなぁ感心する。

息が切れるし持ってきた飲み水も少なった。
クッキータイムは残り少ないので相方さんの分をコッソリ頂く。



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そしてマッキンノン記念碑へ到着。
こんな感じで写真を撮りたいと思っていたので大満足。
そしてこのお天気。
晴れ男か?と聞かれれば、今日はYES!と答える自信がある。



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1888年 のマッキンノンとミッチェルによるトラック開拓の労を讃える記念碑とかなんとか書いてある。
この道造ったのすごいです。



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いよいよミルフォードトラックの最高地点へ。

作家のすごいところは、言葉で目の前に広がる風景や景色を相手に想像させるところだ。
この風景をどんな言葉で言い表せば伝わるのだろう。
カメラを置いてしばらくぼーっとしてみた。



ぼーっとしていると寒くなってきた。
天気がいい割には風は結構強く、気温もソコソコ低い。
半ズボンをはいているのは欧米人だけだ。



さて、マッキンノンパスを過ぎると今度はジグザグの下り。
下りは景色を見ながらゆっくり進んだ。


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ラージ・マウンテン・デイジー。
そこいらじゅうに咲いている。
ニュージーランドの固有の植物は白い色が多いと聞いたことがある。




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しばらく行くとシェルターがあったのでこちらで昼食。
出発日前日に買ったハムがまだ大丈夫そうだ。
マヨネーズとハムをパンに挟んで食べる。
こちらのパンはおいしい。麦の粒々が少し残っていてアクセントになる。




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このシェルターから見る景色は、絵画を見ているようだった。



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滝が多くなってきた。
今夜のハットにつく前にニュージーランドで最も落差のある滝がある。
往復1時間ほどかかり、だいぶん疲れていたが、行っておかないと後悔する気がした。


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ガイド付のハット、クインティンロッジの近くのシェルターにザックを置いて見に行く。
ほとんどの人が行ったようで、すれ違う人はみんな『カメラは濡れるから手前で置いたほうがいい』とアドバイスをくれる。


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ハットで一緒のオージーが橋の上で奥さんを待っている。
どこの世界も女性は元気だ。



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サザーランドの滝。
遠くから轟音とその雄姿が美しい。



さて、実際に行ってみると台風並みの風で、滝壺には容易に近づけない。
水しぶきが当たり、さらに風が吹くので寒すぎるくらい。

あとで聞いたのだが、滝の裏側に行けるそうだ。
どうやっていくのかさらに聞いてみると、とにかくびしょ濡れになるらしい。
富士山と同じで遠くから眺めているのが一番いいのかもしれない。
オージーオジサン正解。



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最後のハットダンプリングへ到着。




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整備が行き届いていて快適なハットだ。




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光栄にもお料理担当を命ぜられ、黙々とご飯を作る。
と言ってもレトルトなので温めるくらいなのだが。



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きれいなバンクルーム。



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食事時間はかなり楽しい時間になった。




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ワーデンからくれぐれも明日の船に遅れないようにね、と注意があった。
いよいよ明日はミルフォードトラック最終日。
なんだかあっという間だ。



posted by 山一観光 at 20:11 | Comment(0) | ニュージーランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月24日

ミルフォード個人ウォーク 2日目

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Hidden Lake入口




【2日目 クリントン・ハット > ミンタロ・ハット、16.5km】
日出前から目が覚めてソワソワしていた。
他のトレッカーもソワソワしたのかは知らないがもう起きていた。

今日は結構長い行程なので、
早めに起きて出発したいところだ。



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8:00に出発するころにはほぼ快晴と言っていいくらいの天気になっていた。
雨が多いことを想像していただけに、青空はとても気持ちがいい。



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樹林帯を歩くので日差しも気にならないのもいい感じだ。
シダ類は多く生息していてこの国のシンボルマークになっている。
実はこの道、昨日ハット到着後に釣り場を探して歩き回った道なのだ。
幸いにも1匹釣れたのだが、写真を撮るのを忘れて何の証拠も無かったので、どうにかして今日は1匹を釣り上げたいと気合が入っている。




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そんなことを考えていると、いた!
写真ではわかりづらいが50pはあるオスのレインボートラウトだ。




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居ても立ってもいられずにロッドを用意して臨戦態勢へ。
またもや証拠写真がないのだが、ここでも1匹フッキングに成功。途中でバレたが感触はしっかり残っている。
幸いにも5〜6人のギャラリーがいたので昨日の1匹にも真実味が出てきた。
そしてこの日を境に私は『フィッシャーマン』と呼ばれるようになる。



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次の釣れそうな場所へ足早に移動。
川以外の景色は目に入らない。




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とにかく川が見えるところでは必ず立ち止まり確認する。
この日のルーチン作業になっていた。

しかし、だんだん登り道になり始め、次第に川も小さくなっていく。
釣りができる場所というよりは魚が見つからない。



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川もないのに釣竿を持っているクレージーなヤツ的な雰囲気が出てきた。




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行動食はイロイロあるけど、ニュージーランドに来たならクッキータイムは外せない。
ナント、日本にも上陸しているそうなので、東京行ったときに寄ってみたいと思う。

濃厚な味で、いつもは重い感じがしたけど、少し疲れているせいかすごくおいしい。
もしかしたらクッキータイムはトレッキング用に作られたのではないかと感心するくらいバクバク食べた。



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サラ、カロリーナ、アントニオ、ミゲール。スペインチーム。
左のサラは日本食大好きで海苔を持ってきていた。
私の名前(NORI)と同じだという話しから仲良くなった。



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何とかハットにたどり着いたときは最後だったような気がする。
他の人たちはもう夕食の準備を始めていた。



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KEAというニュージーランド固有種の鳥がいたずらをしに来るので、靴は高いところへ置いた方がいいらしい。
こんなクサイ靴を持っていくなんて物好きな鳥だ。




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光栄にもご飯担当に命ぜられ、お米が炊けるのを待っている。
ご飯作りの時は他のトレッカーと話をしながらのひと時でとても楽しい。




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オーストラリアから来た2家族はとても陽気。
学生のダニエルは少し日本語を習っているようで、私に日本語で話しかけてくる。
最初は日本のドコソコへ行ってみたいとか話していたが、だんだん話しがシモへ流れ始める。
とにかくここでは書けないような悪い言葉を教え欲しいようだ。
それを兄弟たちに言わせて、私の反応を見て楽しんでいる。
そんなSッ毛のあるかわいい奴だ。



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さて、今夜の夕食は
・崎陽軒のシュウマイ
・参鶏湯(サムゲタン)
・ご飯
・スープ
・ニュージーランド産の白ワイン



アジア人が少ないせいか、よく話しかけられる。
日本に興味がある人は多いようだ。


明日はミルフォードトラックのハイライトであるマッキンノン峠。
登りが続く一日になるので早めに就寝する。

posted by 山一観光 at 18:58 | Comment(0) | ニュージーランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月22日

ミルフォード個人ウォーク 出発初日

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ミルフォード・トラックの入り口



【1日目 グレード・ウォーフ > クリントン・ハット、5km】
いよいよ出発当日。
夢にまで見たミルフォード・トラック。
個人ウォークは1日40人までしか歩くことが出来ないトラック。

久しぶりにワクワク心躍る感じがします。
あいにくの雨模様ですが、フィヨルドランドには雨はつきもの。



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予約したバス(トラックネット)でテ・アナウのDOCからテ・アナウダウンズ(TeAnau Downs)へ。







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ここから船に乗船です。






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操舵室にGPSナビがあります。






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みんなソワソワして早くも下船口へ(笑)






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船に揺られること1時間。
ミルフォード・トラックの入り口グレーイドワーフ桟橋に到着。






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上陸する前にすべてのトレッカーはシューズの消毒が必要です。





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この日は目的のハットまで約5キロのショートトリップ。
お昼前には到着しました。






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色とりどりの苔がすごくきれいな場所。






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ハットはこんな感じです。
日本の山小屋とは違って、かなり設備が整っています。






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午後になると続々とトレッカーが到着してきます。





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夏のシーズンはワーデン(管理人)が常駐していて、ハットウォークに参加できます。
山小屋の周辺にある固有の植物などをワーデンが説明しながら1時間ほど歩きます。







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ワーデンから明日の天気や山小屋での諸注意があります。






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旅を通して夕食は楽しかったですね。
ヨーロッパ、オーストラリア、アジアなどいろいろな食文化が見えます。





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生の豆を持ってきていたのはスペインの家族。
充実していましたね。





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こちらはドイツ人カップル。
レトルトの麺みたいなものでした。






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この日我々は無印カレー。
持参したワイングラスで飲みながら調理。





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結構おいしいんですよ。



日没は夜の10時くらいですが、みなさん明日に備えて早く寝ます。
2日目から天気が回復して最高の景色が見え始めます。

posted by 山一観光 at 00:36 | Comment(0) | ニュージーランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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