タスマン海の夕日
波の無い静かなミルフォードサウンド港へ船が到着した。
小さなボートの中では苦楽?を共にしたトレッカーたちと話が弾んだ。
船が到着するとそれぞれ港を去って行った。
我々はこのままオーバーナイトクルーズの出航待つ。
世界遺産ミルフォードサウンド。
大昔に氷河によって浸食され、そこに海水が入り込んでできたフィヨルドが形成されている。
タスマン海まで15kmあり、両側には1200m級の絶壁が立ち並んでいる。
なんとも壮大な景色に圧倒される。
ワンダラー号。
船は16:00過ぎに出港し、ゆっくりとタスマン海へ向け進んでいく。
まずは3日間もシャワーを浴びてないので船の中のバスルームへ直行。
かなり清潔で石鹸やシャンプーも常備されている。
良く晴れたこともあり、とにかく景色は最高だ。
数日前の雨でスターリング滝も迫力がある。
ミルフォードサンドで最も高いマイターピーク(約1600m)
このクルーズでは静かな入江でカヤックができる。
この地域の降水量は年間7000〜8000mm。
東京が約1500mmなのでいかに多いかがわかる。
そのため、海水の上に真水の層があり、海面を触っても潮でベタベタしない。
ガイドに先導してもらい海岸付近までいける。
海岸に近づくと、例のサンドフライがどこからともなく現れる。
虫よけをしないとエライ目に合う。
船に戻ると献立が書いてあった。
人に作ってもらう食事は数日ブリ。
上げ膳据え膳が一番うまい。
今宵は地ビールとともに。
本日のメインはチキン。
チキンはどこで食べても癖が少なくおいしくいただける。
バルサミコのソースが食欲をわかせる。
夏とはいえ、船の上は結構寒い。
さすがの欧米人も半袖はいない。
海外ではネタ作りも必要だということで、ビムラム社のファイブフィンガーシューズを活用した。
快適性もあり、実際話題にもなった。
甲板でボーっと景色を眺めていると、船尾の方が騒がしくなってきた。
実は航海しながら疑似餌を流していて、釣れっちゃった!の画だ。
ビンチョウマグロでこの海域ではよく釣れるそうだ。
そして早速試食会。
う〜ん、脂はのってないのでさらっとイケる。が、かなりタンパク。
『うまいだろ?』と聞かれるのでとりあえず『GOOD』とは答えたものの、なんというか本物を知っている日本人からすると、建前で答えてしまった感は否めない。
まぁ、チューブわさびがあるだけでも良しとしなきゃ。
夜は波の無い入江に停泊し一晩過ごすことになる。
写真はないが、満天の星に感動した。とにかくすごい星の数。
朝もやの中のミルフォードサンウンドはオーバーナイトクルーズの特権だ。
朝食も充実している。
食後は暖かいココアをもって甲板に出て、朝のさわやかな風にあたってみるのもいい。
クルーズ終了後はクイーンズタウンへ。
トラックネットの車で移動。
車内の風景はこんな感じ。
羊たちもたくさんいる。
帰国前に行っておきたかったSpeight's Ale House。
ここのビールが好きで、ニュージーランドに来るたび飲んでいる。
NZのビールと比較すると割と濃い味で日本のビールに近い。
エールビールなのでシュワシュワの泡はあまりないのが特徴。
至福の瞬間だ。
さらにNZ肉とピノノアールで最後の食事を楽しみます。
2015年NZ夏の時期に再訪します。
10名前後位を予定。
誰でもNZの大自然を楽しめるコースを考えています。
B&Bに泊まり地元の方との交流もしたいと思います。