2015年05月09日

ミルフォード個人ウォーク クルーズ編

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タスマン海の夕日





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波の無い静かなミルフォードサウンド港へ船が到着した。
小さなボートの中では苦楽?を共にしたトレッカーたちと話が弾んだ。

船が到着するとそれぞれ港を去って行った。
我々はこのままオーバーナイトクルーズの出航待つ。






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世界遺産ミルフォードサウンド。
大昔に氷河によって浸食され、そこに海水が入り込んでできたフィヨルドが形成されている。
タスマン海まで15kmあり、両側には1200m級の絶壁が立ち並んでいる。
なんとも壮大な景色に圧倒される。






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ワンダラー号
船は16:00過ぎに出港し、ゆっくりとタスマン海へ向け進んでいく。
まずは3日間もシャワーを浴びてないので船の中のバスルームへ直行。
かなり清潔で石鹸やシャンプーも常備されている。






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良く晴れたこともあり、とにかく景色は最高だ。
数日前の雨でスターリング滝も迫力がある。






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ミルフォードサンドで最も高いマイターピーク(約1600m)






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このクルーズでは静かな入江でカヤックができる。
この地域の降水量は年間7000〜8000mm。
東京が約1500mmなのでいかに多いかがわかる。
そのため、海水の上に真水の層があり、海面を触っても潮でベタベタしない。







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ガイドに先導してもらい海岸付近までいける。
海岸に近づくと、例のサンドフライがどこからともなく現れる。
虫よけをしないとエライ目に合う。





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船に戻ると献立が書いてあった。






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人に作ってもらう食事は数日ブリ。
上げ膳据え膳が一番うまい。
今宵は地ビールとともに。





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本日のメインはチキン。
チキンはどこで食べても癖が少なくおいしくいただける。
バルサミコのソースが食欲をわかせる。






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夏とはいえ、船の上は結構寒い。
さすがの欧米人も半袖はいない。







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海外ではネタ作りも必要だということで、ビムラム社のファイブフィンガーシューズを活用した。
快適性もあり、実際話題にもなった。








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甲板でボーっと景色を眺めていると、船尾の方が騒がしくなってきた。








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実は航海しながら疑似餌を流していて、釣れっちゃった!の画だ。
ビンチョウマグロでこの海域ではよく釣れるそうだ。







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そして早速試食会。
う〜ん、脂はのってないのでさらっとイケる。が、かなりタンパク。
『うまいだろ?』と聞かれるのでとりあえず『GOOD』とは答えたものの、なんというか本物を知っている日本人からすると、建前で答えてしまった感は否めない。
まぁ、チューブわさびがあるだけでも良しとしなきゃ。





夜は波の無い入江に停泊し一晩過ごすことになる。
写真はないが、満天の星に感動した。とにかくすごい星の数。






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朝もやの中のミルフォードサンウンドはオーバーナイトクルーズの特権だ。







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朝食も充実している。
食後は暖かいココアをもって甲板に出て、朝のさわやかな風にあたってみるのもいい。






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クルーズ終了後はクイーンズタウンへ。
トラックネットの車で移動。






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車内の風景はこんな感じ。






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羊たちもたくさんいる。







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帰国前に行っておきたかったSpeight's Ale House。






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ここのビールが好きで、ニュージーランドに来るたび飲んでいる。
NZのビールと比較すると割と濃い味で日本のビールに近い。
エールビールなのでシュワシュワの泡はあまりないのが特徴。
至福の瞬間だ。





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さらにNZ肉とピノノアールで最後の食事を楽しみます。






2015年NZ夏の時期に再訪します。
10名前後位を予定。
誰でもNZの大自然を楽しめるコースを考えています。
B&Bに泊まり地元の方との交流もしたいと思います。



posted by 山一観光 at 11:59 | Comment(0) | ニュージーランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月27日

ミルフォード個人ウォーク 最終日

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サンドフライポイント





【4日目 ダンプリング・ハット > サンドフライ・ポイント、18km】
旅はいつも楽しい時に終わる、そんな感じがする最終日だ。
今日はトラックの中で一番長い距離になる。
しかしフラットな川沿いを歩くので、昨日と比べると体力的な負担はずいぶん少ない。
それでも終点のサンドフライ・ポイントからの船に乗り遅れないように早めの出発となる。

サンドフライ・ポイントからミルフォードサウンドまでの船は1日3便ある。
もしかしたらもう会えないかもしれない仲間たち。
昨夜の楽しかった時間を思い出す。

よく話をした数名とはメールアドレスを交換した。
FaceBookもあるので割と簡単に繋がることは出来そうだ。
しかしこのリアルな時間はいつやってくるかわからない。

サンドフライで思い出したが、ミルフォードトラックにはサンドフライという名のブヨがたくさんいる。
動いているときはイイのだが、停まるとたちどころに刺される。
これが半端なくかゆい。しかもずーっとかゆい。
肌を露出していない箇所は大丈夫。



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サンドフライ用のスプレーかオイルでなければ、日本のものは効かないそうだ。
DOCで買ったこのオイルはかなり効く。
近くまで寄ってくるが刺すことはない。
10ドルくらいするが、その価値は十分にあった。




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今日は小川を渡ることが多い。
小さな吊り橋を何度もわたっていく。





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登りがないのでテンポよく進んでいく。
まさにトランピングだ
※ニュージーランドではトレッキングのことをこう呼ぶ。




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今日も快晴で遠くの山がはっきり見える。
やはり雨よりも晴れの方がいい。




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そしてこんな滝がいくつもある。
雰囲気は屋久島に似ている。




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ところどころ魚を見つけてはロッドを振ってみる。
最終日だと思うと何とかあと1匹は釣りたい。




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必死に見つける。



そんなにうまくはいかないもので、だんだん魚のいるポイントではなくなってくる。
少し周りの景色を見ながら行くとする。



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ファンテイル(fantail)
トランピングしているとよく見かける鳥。
尾っぽが扇形をしているところから名づけられている。
チョロチョロ動くので写真を撮るのが難しい鳥だ。






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ケア(KEA)
発音はキーアに聞こえる。
実際にこの鳥の鳴き声が『キーア、キーア』と鳴くので名前が付いたそうだ。
好奇心旺盛でいたずら好き。気が合いそうだ。




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ウェカ(WEKA)
キューイ・バードに似ているが別物。昼間に行動する。
イタチなどの外来生物に狙われるのでその数を減らしているらしい。




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シルバーファーン(銀シダ)
この国のシンボル。
ラグビーのオールブラックスのマークになっている。




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オーストラリアのグループと最後に会えた。
気のいい優しい人たちだった。
アボリジニの男性に粉末にした緑茶が余ったのでプレゼントしたらとても喜んでた。
みんな日本の食文化をよく知っている。





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そしてサンドフライポイントへ到着!
総距離53.5キロ、33.5マイル。





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何度もガイドブックで見たこの看板の場所に自分がいるのがうれしい。





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到着後、桟橋まで行くと素晴らしい景色が待っていた。
遠くに迎えの船がやってくるのも見える。





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ステキな笑顔のオーストラリア人。




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アントニオ父さんの靴が壊れかけたけど何とか頑張った。
いつも陽気なスペイン人。






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泥棒ヒゲになった日本人。





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ミルフォードサウンドのターミナルへ到着後、みんなとはお別れになった。



この後、すぐにミルフォードサウンドのオーバーナイトクルーズに出かける。
海から見るフィヨルドはまた格別。


posted by 山一観光 at 22:42 | Comment(0) | ニュージーランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月25日

ミルフォード個人ウォーク 3日目

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テンションの上がった山ガールたち




【3日目 ミンタロ・ハット > ダンプリング・ハット、14km】
どうしても早起く目が覚めてしまう。
もう少し身体を休めようと思うが、はやる気持ちが夜明け前からキッチンへ向かわせる。
でも数名はぞろぞろと散歩している。
早起きのメンバーはドイツ人、オランダ人、オーストラリアのお父さん、そして私。
全員男性。
顔を合わせると『なんとなく起きちゃった』みたいな感じだ。


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ワーデンの絵天気予報ではずーっと晴れそうな感じだ。
とりあえずきれいな景色を堪能できそうだ。

この日はミルフォードトラックのクライマックスともいえるマッキンノン・パス越え。
出発から2時間ほどは登りつづけるのだ。




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落石注意の看板が多くなってくる。
そして道はジグザグ登りがずっと続いている。
この道を開拓した人はすごいなぁ感心する。

息が切れるし持ってきた飲み水も少なった。
クッキータイムは残り少ないので相方さんの分をコッソリ頂く。



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そしてマッキンノン記念碑へ到着。
こんな感じで写真を撮りたいと思っていたので大満足。
そしてこのお天気。
晴れ男か?と聞かれれば、今日はYES!と答える自信がある。



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1888年 のマッキンノンとミッチェルによるトラック開拓の労を讃える記念碑とかなんとか書いてある。
この道造ったのすごいです。



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いよいよミルフォードトラックの最高地点へ。

作家のすごいところは、言葉で目の前に広がる風景や景色を相手に想像させるところだ。
この風景をどんな言葉で言い表せば伝わるのだろう。
カメラを置いてしばらくぼーっとしてみた。



ぼーっとしていると寒くなってきた。
天気がいい割には風は結構強く、気温もソコソコ低い。
半ズボンをはいているのは欧米人だけだ。



さて、マッキンノンパスを過ぎると今度はジグザグの下り。
下りは景色を見ながらゆっくり進んだ。


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ラージ・マウンテン・デイジー。
そこいらじゅうに咲いている。
ニュージーランドの固有の植物は白い色が多いと聞いたことがある。




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しばらく行くとシェルターがあったのでこちらで昼食。
出発日前日に買ったハムがまだ大丈夫そうだ。
マヨネーズとハムをパンに挟んで食べる。
こちらのパンはおいしい。麦の粒々が少し残っていてアクセントになる。




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このシェルターから見る景色は、絵画を見ているようだった。



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滝が多くなってきた。
今夜のハットにつく前にニュージーランドで最も落差のある滝がある。
往復1時間ほどかかり、だいぶん疲れていたが、行っておかないと後悔する気がした。


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ガイド付のハット、クインティンロッジの近くのシェルターにザックを置いて見に行く。
ほとんどの人が行ったようで、すれ違う人はみんな『カメラは濡れるから手前で置いたほうがいい』とアドバイスをくれる。


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ハットで一緒のオージーが橋の上で奥さんを待っている。
どこの世界も女性は元気だ。



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サザーランドの滝。
遠くから轟音とその雄姿が美しい。



さて、実際に行ってみると台風並みの風で、滝壺には容易に近づけない。
水しぶきが当たり、さらに風が吹くので寒すぎるくらい。

あとで聞いたのだが、滝の裏側に行けるそうだ。
どうやっていくのかさらに聞いてみると、とにかくびしょ濡れになるらしい。
富士山と同じで遠くから眺めているのが一番いいのかもしれない。
オージーオジサン正解。



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最後のハットダンプリングへ到着。




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整備が行き届いていて快適なハットだ。




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光栄にもお料理担当を命ぜられ、黙々とご飯を作る。
と言ってもレトルトなので温めるくらいなのだが。



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きれいなバンクルーム。



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食事時間はかなり楽しい時間になった。




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ワーデンからくれぐれも明日の船に遅れないようにね、と注意があった。
いよいよ明日はミルフォードトラック最終日。
なんだかあっという間だ。



posted by 山一観光 at 20:11 | Comment(0) | ニュージーランド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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