念願かなってミルフォードトラックを歩くことができました。
今回はいくつかに分けてブログを書いて行こうと思います。
ミルフォードトラックの個人ウォークは日本人にはなかなか行きにくいと思います。
理由としてはいくつかありますが、
■個人ウォークの情報量が少ない。
■英語サイトがメインなので分りにくい。
■旅行会社などを通しての予約ではないので心配。
実際に歩いたことを基に、心配になりそうなことを書いてみたいと思います。
行ってみたいと思われる方に必要な情報が届けばと思います。
ニュージーランド南島にある世界遺産『ミルフォード・サウンド』。
その渓谷の谷沿いを歩く"世界で最も美しい散歩道”と言われる世界的にもその名の知られたコース。
全長54km、3泊4日の行程で息をのむような景色を見ながらトレッキングをします。
【申し込み】
個人でここを歩くにはニュージーランド自然保護省(DOC:Department Of Conservation)のWEBサイトに直接申し込みます。
今回はこの方法で申し込みました。出発の日が決まると自動的に3泊予約が入るシステムです。
(とても人気なので、申し込み開始時間から30分で満室になりました。。。)
今シーズン2015年10月27日〜2016年4月27日までの申し込みは
2015年2月24日(火)午前7:00開始です。
一つのハット(山小屋)は40名定員。
基本的に延泊は出来ないので必ず次のハットへ移動しなくてはなりません。
以下ハットの装備です。
【電気】
キッチンのみ電灯があります。夜は22時に消灯、朝は6時から点灯。
コンセントなどスマホやカメラのバッテリーを充電できる設備はありません。
【ガスコンロ】
ハットにはガスコンロがあります。ただし着火するためのライターかマッチが必要です。
【水】
水は豊富にあります。1泊目と3泊目はやや着色しています。これはタンニンが多く含まれているからだそうです。無味無臭で自然なものなので問題ありませんが、気になる方は煮沸して利用されるといいです。(煮沸している人はいませんでしたが。)
【トイレ】
トイレは水洗です。非常にきれいです。トイレットペーパーも備わっています。
【宿泊棟】
現地ではバンク(BUNK)と言います。2段ベッドに厚手のマットレスが常備されています。
寝袋のみ持っていくといい感じです。
バンクには番号があり、その日到着した人から好きな場所を選んで入口にあるシートに名前を書いて言います。
このほかにガイドトレックがありますがこちらの詳細はUltimate社のHPに載っています。
料金は18万円ほどしますがそれ相応のサービス・施設の提供を受けることができます。
とにかくこのハットの予約が最初の難関です。
ここが取れなくてもほかのトラックは空いていることがありますのであきらめずに。
また、時間的に余裕のある人は『スタンバイ』といってキャンセル待ちをすることもできます。
一人、二人くらいなら結構空きが出る場合もあるようです。
予約が取れたら次は個人装備の準備になります。